Emacsのorg-modeを使った論文管理
Emacs, org-modeでらくらく論文整理
読んだ論文をどういう方法で整理するか悩んだことがある人は多いと思います。今回は僕が論文を整理している方法を紹介したいと思います。
僕はemacsというソフト上で動くorg-modeを使っています。僕はorg-modeを読んだ論文のメモとして使っています。使い方は後述します。
論文を書くときにはMendeleyやEndonoteのようなソフトが非常に便利だと思います。
以前は読む論文をすべてダウンロードしてパソコンに保存していました。このままでは論文を持っていても必要なときに取り出せないのでFileDiverというソフトを使います。FileDiverとはフォルダ内のファイルの文字列を一気に検索できるソフトです。非常に便利でしたが、論文用のフォルダの容量が大きくなるのがいやで結局やめてしまいました。(ただ、FileDiverはめちゃくちゃ便利です。)
そこで今のorg-modeと出会いました。org-modeの特徴はなんといってもテキストなのでデータが非常に軽いことと、ファイルの数が少なくて済むということです。僕はTODOやスケジュール、今度見たい映画からソフトの細かい使い方などありとあらゆるメモを一つのファイルに集約しています。そう言ってしまうと、今度はファイルの中でどこにメモがあるか探すのに苦労しそうですがorg-modeの文書ではツリー構造という書き方があるのでそういう心配もありません。例を見てください。
アスタリスク*の数はツリーの階層を示します。org-modeでは階層ごとに展開したり折りたたんだりできます。"* Paper"は展開すると下の階層に論文のメモがあるという意味です。論文用にファイルを一つ用意するのならこの項目は必要ありませんが、一つのファイルで複数の種類のメモを取りたい方には必須となります。タグ付けもできます。僕の場合、ジャーナルや内容を表す単語、年度などを付けておきます。
そしてTABキーを押すことで以下のように自由に折りたたむことができます。
展開もできます。